刺激

今日は,月に1回の研究会。
大学の先生達が集まって,海外の判例(午前),国内法の諸問題(午後)等について発表し,議論する場です。


みなさん大学の先生や弁護士さん達なので,議論が高度すぎていつもほとんどついていけません。
なので,しばしば襲われる睡魔との闘いの場でもあります(^ー^;


しかし,それでもオイラがこの研究会に参加しているのは,こういう高度な議論の場に身を置くことで大きな刺激を受けるからです。
人間というものは,自分でやることには自ずと限界があります。
自分の研究領域だったり,関心領域ならば自然と勉強する気になりますが,そうでない分野についてはどうしても疎かになりがちです。
例えば,オイラが専門にしている法律には,大きく分けて,実態規定(どのような行為が違反となるか)と手続規定(調査手続や防御権等についての規定)に分かれるのですが,オイラの研究領域及び関心領域は実態規定の方になるので,手続規定の分野はどうしても疎かになりがちです。
今日の研究会の一方の発表は,まさにその手続規定に関わる問題を取り上げており,非常に勉強になりました。


このような場に身を置くことで,自分の知識のなさ,能力の限界を多々感じますが,それが,その後の向上心にもつながっていくので,こういう場は非常に大事だなと思います。


東京に帰ってからも,そういった知的好奇心を持った人たちを何人か集めて,勉強会を催そうと密かに考えているのでした。


終り。