部屋探し

今日は,今度,引越しをするので,その部屋探しをするための準備として,不動産屋さんを探しに行った。オイラは今,一人暮らしをしているのだが,今度,東京にいる妻が引っ越してきて一緒に暮らすので,そのための部屋探し。来週,妻がこちらに来て一緒に探すことになっている。部屋探しは,オイラよりも妻の方が断然上手だ。前に東京で住んでいた家を探したときも,オイラは行く家,行く家,「オー,いいねー。ここにしよう。」とかはしゃいでいたが,妻はいたって冷静。間取りを見たり,駅からの距離を聞いたり,収納を調べたりとチェックが厳しい。不動産屋さんも「男の人は外見だけですから,気にするのは。」と言っていた。妻は交渉もうまい。大体,家賃か敷金・礼金をまけさせる。だから,今回も前面に立つのは妻である。その部屋探しが円滑に行くために,事前に不動産屋さんを調べに行ったというわけです。


何とか,不動産屋さんを何件か見つけることができたので,オイラのノルマはとりあえず果たすことができた。それにしても,今日,回っていて改めてため息がでたが,こちらのシステムは東京のシステムとちょっと違っていて,敷金とか礼金,保証金(これはこちら特有のものらしい)がとにかく高い。家賃5,6万のところで,30万とか40万とかざらにする。東京なら,せいぜい家賃の2ヶ月分とかだし,最近は条例によって敷金はほとんど返ってくるから,この30万とか40万っていうのは,どう考えても納得がいかない。保証金というシステムもよくわからない。交渉でなんとかなるものなのかなー?ぜひ,マイパートナーの活躍に期待したいところです(と,結局人まかせ(^0^;。それにしても,いつまで,この家主優先の制度が続くのだろうか。礼金なんて,何のためにいるの?家賃払うんだから,それでいいでしょ。まったく理不尽な話だなーと思う。


理不尽といえば,こちらの自治体では新婚夫婦に家賃補助というのがあって,結婚6年目までは,月々最高2万円まで補助してもらえる制度がある。安月給の新婚家庭にはありがたい制度だが,要件があって,籍を入れていないと受けられない。オイラ夫婦は夫婦別姓にしている関係でまだ籍は入れていない。だから,この家賃補助は受けられない。オイラ達だって籍を入れたくなくて入れてないんじゃない。法律で夫婦別姓が認められれば,いつでも籍を入れるつもりだ。だけど,夫婦別姓を認める「民法」改正法案は遅々として成立しない。何度か国会に提出されてはいるが,実質的な審議すらされていない。皇室典範なんてどうでもいい,といったら語弊があるかもしれないけど,そんなものをあーだこーだ言っている暇があったら,夫婦別姓を早く認めてくださいよ。まったく。オイラたちは今,子供ほしいねと二人で話しているのだが,もし子供ができた場合でも,籍を入れていなければ,籍を入れてないがための手続をいろいろとやらなければならない。だから,オイラたちにとっては,かなり重要なことなのです。


と,そんなことを考えて,ストレスが溜まったわけではありませんが,帰り道,ジュンク堂に寄ったら,少し本をまとめ買いしてしまいました。本屋によるとついついね。ということで,今日買った本を軽く紹介いたします。

①「姜尚中政治学入門」(姜尚中著/集英社新書)
②「小説家が読むドストエフスキー」(加賀乙彦著/集英社新書)
③「財界とは何か」(菊池信輝著/平凡社)
④「世界」3月号(岩波書店)

①の「姜尚中政治学入門」は,オイラが尊敬する「知識人」の一人である姜尚中の本。この本は,彼の専門領域である政治学に絡ませて,日本社会に対する彼の透徹した視点が書かれている。②の「小説家が読むドストエフスキー」は,題名にひかれて買ってしまった。だいぶ前に「罪と罰」を読んで以来,なかなか読む機会がないドストエフスキー。というのも,彼の本に出てくる登場人物がみんなロシア人(当たり前)だったので,名前がなかなか頭に入ってこず,読み進むのに非常に時間がかかったからだ。この本を読むことによって,また,読もうという気が起きることを期待しておりやす。③の「財界とは何か」は,今,オイラの大きな関心事の一つである財界を取り扱っており,かつ,読みやすそうなので買ってみた。今ほど,財界が前面に出てくるときもなかったのではないか。そういう意味で,財界とはそもそも何なのかを包括的に勉強してみたくなった。④の「世界」3月号は,特集が「景気の上昇をどう見るか―格差拡大の中で―」で,高杉良佐高信の対談や橘木俊詔の論文ありとなかなか読み応えのある号です。


そして,オイラはこれから,ツタヤで借りてきた,「ガルフ・ウォー」という湾岸戦争症候群を扱った映画を観たいと思います。
感想は,また後日書きたいと思いまーす。