2ヶ月ぶり

とてーも久しぶりにブログを書く。
本当に久しぶり。2ヶ月月ぶりである。
まあ,しばしば間隔が空いてしまうのはいつものことだが,やっぱり継続して書
くってけっこう難しいことだすな。
ただ, これだけ空いたのには,それなりの理由があるのだす(まあ,理由にならない理由なんですが・・・。)


理由の一つ目は,仕事が一段落して,時間がとれるようになったので,以前からやろうと思っていた憲法法哲学の勉強をやり始めたこと。


国民投票法案が国会に上程され,憲法改定が現実の政治日程に上ってきた現段階において,憲法の現代的意義を学ぶ重要性は強調してもしすぎることはない。
オイラが特に重視して学んでいるのは,9条とともに,立憲主義としての憲法の意義。
自民党を中心とする改憲派の最大の,そして最終的な標的もこの点にあると思うからだ。


憲法とは結局のところ何なのか。何ゆえに近現代の民主主義国家はすべからく憲法を保持しているのか。
その問いに対する最も本質的で簡明な答えは,憲法が国民から国家権力に対する「命令書」であり,権力を制限・拘束することにその最大の使命があるからこそ,民主主義を標榜する国家にとっては,欠かすことのできないものだからということではないかと思うのです。それを簡潔に言い表したのが「立憲主義」ということだと。


日本国憲法は,その99条で立憲主義を謳い,12条等で国民に対して自らの権利を擁護し発展させるよう訴えている。
権力者が,自分たちを拘束する鎖を解き放ちたいという衝動はいつの時代も強力なものであるからこそ,憲法は,そのような権力者たちの衝動に対して警戒を怠らないように国民に訴えているのです。
したがって,国民は自らの権利を常に意識し,憲法の根源的意味を忘れてはならないのではないだしょうか(ちょっと演説口調)。


そういえば,昨日,休みの日のビラ配布が国公法違反に当たるとして起訴された,堀越さんの一審判決が東京地裁であった。判決の詳細は,今日の「赤旗」に書かれているし,それへの的確な批判も各方面からなされているので,繰り返さないが,しかし,判決の何を見てびっくりしたかというと,罰金10万円の刑で,執行猶予が付いたこと。赤旗にも書いてあったけど,何かこれがすべてを物語っているとわたくし,思うのであります。だって,ある意味,罰金って懲役刑が付いている犯罪の場合は,それ自体,執行猶予みたいなものでしょ。それに執行猶予を付けるなんて。オイオイって感じじゃないですか。この判決の裁判官の心境としては,検察や政権与党なんかの手前,一応有罪判決を出しましたというポーズを取りたいけど,かといって,堀越さんが行ったビラ配布の行為・態様から見て,どうみても犯罪と構成するのには無理がある,したがって,おまけ程度に罰金刑を付けましたと,こういうところじゃないのかな。まったくねー,そこにあるのは憲法で授権された違憲立法審査権に基づいて,論理的・合理的に国公法の違憲性を審査するのではなくて,ただただ,権力側へ愛想笑いを振りまく姿勢ではありませぬか。裁判所をしてこれですから,憲法への攻撃・無関心が増幅されるのも無理はないのかもしれません。


まあ,そんなこんなで,憲法の学習は,オイラのこれからのライフワークにしようと考えておりやす。


それから法哲学ですな。まあ,これは今度にしましょうかね。
憲法のことを書いたら疲れてしまいました(^0^;
まあ,なんでこの分野を勉強しようと思ったかといいますと,憲法は言うに及ばず,およそ法と名の付くものは,その国,その時代のまさに知的水準,諸科学の総体なんだと思うのであります。
そして,法のまさに直近に位置する思想的背景として,この法哲学という学問領域が存在しているということなのかな?
まあ,とにかく,けっこう面白いのですよ。
ということで,詳細はまた今度。


それでは,理由の二つ目。それは,ワールドカップが始まったことであります。
オイラは,ふだんサッカーを見たりはしないのですが,世界中の人たちが注目して
いると思うとやっぱり見ずにはいられない。
しかも,素人ながら,やっぱり一流の選手のプレーには魅了されてしまうところ大
なんだなー。 選手やサポーターの一喜一憂するところを見てるのもとても楽しいし。悔しがり方,喜び方が国よっても,選手によっても全然違うんだよねー。


現代の世界は経済のグローバル化の下に貧しい国と豊かな国に分断され,それぞれの国の
内部でもグロテスクなまでの所得格差が拡大している。いびつな構造に覆われているこの世界に,しかし,光を見出しうるとしたら,やはり,この世界で暮らす人々の豊かな表情ではないかと思うのです。みんなが平和な空間において,泣いたり,笑ったり,喜んだり,そういうことが普通にできる世界になればいいですな。
また,ちょっと硬いことを書いてしまいましたが,要はオイラは,結構お祭り騒ぎが好きだということなのです(強引にまとめました。)


なお,日本チームについては,オイラはよくやったと思いますよ。えー,えー。オイラとしては,いつものごとく特段日本チームを応援はしていなかったのですが,日本チームがああいう形で予選敗退して,中にはぼろくそに彼らのことを非難する人たちがいるけど,そうすると,へそ曲がりのオイラとしては,彼らを擁護したくなるのでありますv(^0^)v。
いいじゃない。もっと楽しんでプレーさせてあげましょうよ。どこの国もそうかもしれないけど,国を代表してということを言い過ぎるのです。
そんなことでつぶれちゃうのはプロじゃないと言われるかもしれないけど,選手たちにプレッシャーをかけて何かいいことありますか?
シュートをはずした選手がいたとして,それを責めて何かいいことありますか?ただ,萎縮させるだけじゃないですか。


応援するってそういうことじゃないよね。くやしいという気持ちを持つことはいいけど,それで誰かを責めちゃーいけないんじゃないでしょうか。
それは自分の気持ちとして持っておいて,今度の機会への楽しみにしたらええじゃないですか。


スポーツは,やっぱり楽しまないといけません。
ということで,今日からは,いよいよ準々決勝です。
面白そうな好カードが目白押し。楽しみだす。