存在理由

今日,仕事帰りの電車の中で,2人の子供を連れたお母さんがいた。

子供は小学1,2年生くらいの男の子で,お母さんにずっとまとわりついていた。
とにかくお母さんにかまってもらいたくて,「ねえねえお母さんこれ知ってる?」といってなぞなぞを出してみたり,駅の掲示板を指差しては「あれなんて読むの?」と聞いてみたり,とてもにぎやかだった。
お母さんは,仕事帰りなのか少し疲れているように見えたが,しかし,その姿は全身に,喜びというか自信というか,とにかく子供たちが生きる支えになっているということがありありと見て取れて,ひとりニヤニヤしてしまった。かなりあやしい人になっていただろう(^0^;


子供を持つ親は,自らの存在理由というか,生きる価値というものを問う必要がない。
だって,生きているということそのこと自体が存在理由であるわけだから。


多くの男性も家庭を持つことによって,アイデンティティを確立すると何かで読んだことがあるが,それは,自らの存在理由,生きる価値をそこに見出すからだろう。


子供を持つということは,良い意味でも悪い意味でも現実生活にどっぷり浸かることだ。
あまり悠長なことは考えていられない。
そんな生活に,いつかオイラも入るのだろうか。
今はまだ想像もつかないけれど。。。