沈まぬ太陽
映画『沈まぬ太陽』を観た。
冒頭,御巣鷹山事故のシーンから始まるのだが,かなりしんどい映画だった。
とにかく,観てるのがつらくなる。
でも,非常に良い映画だと思いました。
色々,考えさせられるところがありました。
正直,山崎豊子の小説は,オイラの中で少し魅力が減退していたところがあるのだけれど,映像化されると胸にくるものがある。山崎豊子作品は,映像化した方が面白いと思いますね。
『白い巨塔』,『不毛地帯』なども面白かったし。
『沈まぬ太陽』は,戦後の国営企業のことや,労働運動,働くこと,人の人生などなど,本当にいろんなことを考えさせられました。
国鉄,日航,道路公団等,旧国営企業の歴史は,まさに戦後日本の歴史の縮図ともいうべきもので,それは過去の問題ではなくて(もちろん,日航の問題などはまさに現在の問題だ),現在に連なる非常に多きな問題ですね。
でも,やはりこの映画のテーマは,人間の人生とか,働くとはいかなることかということを問うものだと思います。
今後,オイラもいかに生き,働いていくべきか。
自らに問われる問題です。